インプラント治療に失敗して同じ轍を踏まないために

インプラント治療が上手くいかなかった方の多くの方は、最初の歯科選びの時点でインターネットの情報だけで治療を決断してしまったという方がいらっしゃいます。
もちろん、歯が無いので噛めないからインプラントが必要だと思った。
そのよういお考えになった患者さんのお気持ちも十分理解できます。

ですが本来は他の治療が先に必要なのにもかかわらず、きちんとそのやるべき治療や検査。診断を行ってからインプラント治療を行わなければならないのに、その工程(プロセス)を軽視して、早くにインプラント治療に取り組んでしまう…

そしていい結果が得られなかった。

だとしたら、最初の歯科選びの時点で間違っていたと患者さんにも気付いてもらわなければいけません。

そんな患者さんが次に行動に移すことは?

大きく 2通りのパターンがあります。

1、何とか治そうと完治への取り組みを新たに行う。
安易に決めたのを反省し、時間を使って足を運び、きちんと自分の目で歯科探しをする。

2、過去の失敗に囚われ(とらわれ)続け、暇さえあればインターネットで自分の症状を検索し、治療を行った歯科への不満や自分と同じ状況の患者がいないか検索する。

2の患者さんはインプラント治療の情報に依存(とらわれ)している状況です。
もちろん歯科にも通わないので、口腔内は決して良くなることはありません。
おそらく1の患者さんに比べると、口腔内の状況は1年経っても状況が変わっていない方もいらっしゃいます。(その間にどんどん口腔内は悪化します。)
決まって、
「最初に治療を行った歯科のここが良くなかった」、「こんな治療をされた」などといった事を口にされて、「少し考えます」と行った具合にとても優柔不断です。

2の患者さんは、どんな優秀な歯科医師が新たに治療(施し=ほどこし、計らい)を行ったとしても、些細な事でまたインプラントで調べるので、患者さん自身が新しい不信感を発生させてします。これは本来普通の方なら発生しないものなのですが・・・・・

ご自身の状況とまったく違うのにもかかわらず、インターネットで通常のインプラント治療を行う患者さんの状況と照らし合わせたりしまったり、自分に当てはまらない違う情報を拾ってきてしまうのです。

ご家庭の中でも会話は
「インプラントの話」ばかり。
「暇さえあれば検索」、
そして自ら不安になり悩む。
そしてまた「検索」。
すべて悪循環です。治療とは遠ざかるばかりです。
これは立派な精神疾患です。
その事に患者さんご自身が気付いているかいないかです。

ご理解いただきたいのは、「とらわれ(囚われ)」と「はからい(計らい)」「ほどこし(施し)」です。

本当に治したいのであれば、まずこのサイクルを変えなくてはいけません。

ご自身で現在の状況を受け入れ、治療でのゴールを決める。

ネットで検索している時間を、太陽の光を浴びる、散歩するなど前向きな日々の生活を行い、その囚われ(とらわれ)から脱却しなくてはいけません。
そのままだと優秀な歯科医師がいくら良い治療を施し(ほどこし)ても無意味になってしまいます。

そして、インターネット検索よりも重要な事があります。
まず、「専門家に相談する。」
これがとても重要です。

2件でも3件でも良いです。
きちんとご自身で足を運んで、先生に直接聞く。
決してメールだけで相談を完結するとか
ページを見ただけで良い先生と決めつけてしまうのではではなく。

失敗した時と同じサイクルから脱却する事がいかに重要か気づくと思います。
気になることがあれば港区の高村歯科医院までご相談ください。
そして一度足を運んで確かめて下さい。

再生治療、リカバリー治療は歯科医師も根気と技術が必要な治療になります。
患者さんと歯科医師が一緒に頑張らなくてはいけない治療です。
それだけ大変な状況という事をしっかりと考え、早めに経験豊富な歯科医師に出会い、ご自身の口腔内の改善を行う事を心から願っております。